| HOME |

■ 南アルプス早川尾根+甲斐駒ヶ岳 ■   2005/08/06〜08 Sat〜Mon



甲斐駒とわたし(笑)
ちょっと早いけど夏山締めくくりに南アルプスで2泊。静かな早川尾根を歩いてきました。

Day 1 - 06Aug 広河原→白鳳峠→早川尾根小屋(テント泊)
Day 2 - 07Aug 早川尾根小屋→アサヨ峰→仙水峠→仙水小屋(テント泊)
Day 3 - 08Aug 仙水小屋→甲斐駒ヶ岳(往復)→北沢峠

Day 1 : 広河原〜早川尾根小屋


アプローチは先週の北岳と同じで芦安からバス。午前4時頃芦安に到着。先週は臨時第一駐車場だったが今日は臨時第二になってしまった。(でも後で見たら第一も空いていた。上から入れば第一に停められたと思う) 先週よりバスが多い。当然人も多い。多少若目の人たち(20台後半〜30台ぐらいのカップル)もちらほら。
広河原でバスを降りると、北沢峠への乗り継ぎ者以外はほぼ全員が橋を渡って北岳へ向かう。林道を先へ行く人は日帰りか山小屋泊装備の登山者前方に一名、あとは釣り人一名に抜かされただけ。

左:林道から北岳がよく見える。
右:白鳳峠入り口からいきなり急登。

いきなり急登でぐんぐん登る。もう飽きるぐらい登る。この間全く人に会わない。 2時間以上登って突然ぽっかりゴーロに出ると展望が。

左:こんな道をひたすら登る。
右:展望が開けたところ。

向かいの北岳が良く見える。白根御池小屋って意外に標高あるのね〜。このあたりから何組か下りのグループとすれ違う。 (それでも北岳に比べれば静か)

左:林道はさんで向かいが北岳。
右:岩ゴロゴロ道をゆく。

ゴーロをしばらく行くとようやく白鳳峠。その先広河原峠までは歩く人が少ないのか荒れている(鳳凰三山から縦走でなければ白鳳峠で下りてしまうのだろう)。 ちょっと展望の開けるところもあり、晴れていれば間近に甲斐駒が見えるはず、なのにその方向だけガスがかかっている。しばらくねばってみるも晴れる気配なし。あきらめて先を急ぐ。

左:白鳳峠。
右:甲斐駒方面ガスの中。

早川尾根小屋はこじんまりした小屋。水場が近いのがうれしい。 テント場はまあまあか。中高年宴会グループがテント泊でやってきて大騒ぎなのには参った(テント張るのに大騒動だしその後は当然のようにテーブルを占領して宴会、ようやく寝るのかと思えばテントの中で寝ながらおしゃべり(筒抜けですが))。隣じゃなかったのが救い。 それ以外はご夫婦×2、学生4名、単独男性1の静かなパーティ。

左:こじんまりしたテント場。
右:ビールはエビスでした。
▲TOP

Day 2 : 早川尾根小屋 〜 仙水小屋


アサヨ峰で日の出を迎えるにはかなり早く出ないといけない。撤収もあるし..。 起きてみたら軽くガスっているようで出鼻をくじかれるが気を取り直して撤収し、何とか暗いうちに歩き始め。

左:早朝の甲斐駒。今日は晴れている♪
右:振り返ると富士山が。

アサヨ峰はるか手前で夜明け。

何箇所か展望のある場所があり、そのたびに「もうここでいいや〜」とザックを下ろしてしまったので実は結構時間がかかっている。

左:北岳方面。
右:行く手はこんなかんじ。もうすっかり朝日。

それでもアサヨ峰には一番乗り?もうすっかり日も出て、既に甲斐駒は雲の中..山梨側ガスはやすぎ(T_T) でもまあ展望はいいのでコーヒー淹れてみたりして。今日はあと下りだけだし。

左:油断していたらガスが。
右:アサヨ峰到着〜。

そのうち他の人もぼちぼち到着し始める。でも北岳に比べれば(←しつこい)。 アサヨ峰いいですね。鳳凰三山に富士山、北岳、塩見、仙丈、甲斐駒の大展望。の割に人も少ない。

右:鳳凰三山〜富士山。ガスがあがってきた。
左:北岳の奥には塩見も。

一時間以上のんびり過ごし、山梨方面は晴れる気配がないのであきらめて仙水峠〜仙水荘まで下りる。

左:未踏の仙丈岳。来年かなー。
右:仙水峠へ。

林の中の気持ちの良いテント場で、濡れたままザックに突っ込んでいたフライを干す。のんびりテントを張っても1時前。ビールと昼寝でまったり過ごす。

左:ちらかってますが(^^;
右:ついビールを買ってしまったけど..桃でも良かったな。

夜は雷が鳴っていたようだが雨にはならなかった(と思う)。

左:小屋入り口はこんなかんじ。
右:小屋外テーブルからの仙丈。
▲TOP

Day 3 : 仙水小屋 〜 甲斐駒ヶ岳(往復)〜北沢峠


翌朝は2時半出発。甲斐駒で日の出〜、にはこれでも遅目。暗い中昨日下りた道を仙水峠へ、そのあと樹林帯の登り。 駒津峰からは岩場。ちょっと迷ったけどまずは摩利支点へ。ちょうどそこで日の出。

左:日の出@摩利支点。
右:これも摩利支点。

摩利支点からいったん少し下って山頂に登りなおし。ちょうど七丈小屋方面から単独2名が着いたところ。 昨日より富士山がよく見えるが空は薄曇り気味。中央アルプス、乗鞍、北アルプスも何とか見える。八ヶ岳は雲がかかっていたが晴れてきた。

左:山頂到着〜。
右:鳳凰三山の向こうに今日も富士山が見えます。

さてここで現実問題。帰りのバスが北沢峠発 9:45、その次が 12:55。 ここで長居してもいいんだけど、でもできれば 9:45 に乗りたい..。

左:北岳〜
右:〜仙丈岳。

ちょっと悩んでやっぱり下り始める。ちょうど七丈小屋方面からグループが到着。

左:鋸岳方面。
右:右上が八ヶ岳。

日が高くなるにつれ遠望がきくようになってくる。何となくもう秋の気配? 駒津峰には人がいっぱいで記念写真大会。そこからの下りも大勢とすれ違う。

左:中央アルプス方面。
右:駒津峰(手前)には人がたくさん。

仙水峠通過。さっさとテント場まで下り、慌しく撤収して北沢峠へ。

左:今日は甲斐駒もよく見える。
右:仙水峠への下り。

途中長衛荘テント場通ったけど..うーん、まるでファミリーキャンプ場のよう。これはちょっと歩いてでも仙水荘の方がいいな。

左:秋の気配。
右:沢沿いをゆく。

そんなこんなで何とか 9:45 のバスに間に合い、広河原で乗り換えて無事芦安駐車場到着。 シーズンの割には人も多くなく(とは言え甲斐駒下りでかなりすれ違った)、お天気にも恵まれてラッキーな山行でした。
▲TOP

植物

「?」は調べ中。間違っているものがあったらご指摘ください。

キバナノヤマオダマキ

タマガワホトトギス

トウヤクリンドウ

ウサギギク?

ソバナ

レンゲショウマ


ハクサンシャクナゲ

ナガバノコウヤボウキ


エゾシオガマ

?(花じゃないけど)

Notes

北沢峠から広河原までのバス料金 750 円。荷物代含む..って何で荷物代が別? バス料金 750 円でいいのでは。別料金払ったザックを膝の上に置かなきゃいけない(テント装備でそれはキツい)ってどうゆうこと??重量ってことなら私なんか自重+ザックでも大人男性より軽いぞ(ほんとか?)。もうぜんぜん納得できない。 あとバス時刻。9:45 の次が 12:55 って時間あきすぎ。なんでこの間にもう一本ないんだろう。山梨交通さん来年は何とかしてください。

本日の温泉:金山沢温泉


| TOP | HOME |